シミュレーションゴルフのリーディングカンパニー|ゴルフゾン

シミュレーションゴルフの今

2015.12.21

韓国で大流行のゴルフバン!ラウンドがメインの純粋にゴルフを楽しむ空間とは?

韓国のシミュレーションゴルフ施設「ゴルフバン」のことを知っている人は、日本ではまだ少ないでしょう。しかし韓国では10年前からブームが起こり、現在ではソウルはもちろん韓国国内各地に完全に定着、もう一つのゴルフ文化を形づくっています。
そんなゴルフバンのことを知るため、2015年8月上旬に韓国へ取材旅行を敢行!ここでは、実際に目で見てきた韓国のゴルフバンの概要についてご紹介します。

DSC_0073

ソウルでは街を歩けば「ゴルフバン」に当たる
韓国には、数台のシミュレーションゴルフのマシンだけを置いて営業しているお店があります。こうしたシミュレーションゴルフ施設は「ゴルフバン」と呼ばれています。
バンとは「房(部屋)」のことで、韓国では他にもPCバンや映画バンなどいろいろなバンがあります(韓国の“バン文化”については別記事(準備中)を参照)。今回、ソウルと、韓国で5番目の規模の都市であるテジョンなどのゴルフバンを見て回ったところ、特にソウルでは「PCバン」と「ゴルフバン」の看板をそこかしこで見かけました。

江南駅周辺1.5km圏内

 

参考: 江南駅(カンナム/日本に例えると六本木)周辺1.5km圏内に存在するGOLFZON導入店舗

 
ゴルフバンの多くはテナントビルに入っています。店舗は地下や他の階のフロアに作られており、入り口から中へ入るとフロントがあって、奥には扉がいくつも並んでいます。日本のゴルフバーなどとは雰囲気が違っていて、むしろカラオケルームに似ていると言えば想像しやすいでしょう。

韓国で大流行のゴルフバン

扉の一つを開けて部屋に入ると、手前にベンチやソファーがあり、そして一段高くなったスペースに打席、スクリーン、センサー、コンソールなどのゴルフシミュレーター一式が設置されています。鳥かごと呼ばれるようなオープンスペースから見えるブースではなく、各ルームの中で数人のグループでシミュレーションゴルフを楽しむようになっているのが特徴です。

韓国で大流行のゴルフバン

ラウンド制で純粋にゴルフを楽しむのが主流
ゴルフシミュレーターの設置数は、30坪規模のゴルフバンで7台前後といったところです。ソウルでは営業時間は午前10時~夜の3時、4時までというケースが多く、ピークの時間帯は18時~21時。夜中までやっているのはタクシー代が安いからという事情もあるとのこと。
日本の場合と違って、今では時間制はほとんどなく、ラウンド制が中心。利用料金はワンラウンド3,000円~3,500円。9ホールのハーフもできますが、ワンラウンドやって帰るというお客さんが多いようです。客層は、以前は50代前後の自営業者が中心だったのが、最近の都市部のゴルフバンでは30~40代のサラリーマンも増加。ほとんどが3~4人の男性のグループらしく、若い層にもシミュレーションゴルフが浸透していることを伺わせます。

DSC_0570

ゴルフクラブは、マイバッグを持ってくる人もいれば、借りることもできます。シューズ、グローブは基本的にレンタル。部屋にはテーブルも置いてあって飲食もできますが、店内で食事を作って提供しているお店はあまり多くありません。
もしも何か食べたいなら、チキンやジャージャー麺をケータリングするとのこと。ジュースなどの飲み物は店内でも買えます。しかしアルコール類を飲む人はそれほどいません(アルコール類禁止のお店もあります)。飲みたい人は居酒屋などへ、ゴルフバンへはあくまでゴルフの腕を競い合いたい人たちが来るということのようです。こうしたインドアゴルフ文化は、日本ではほとんど見ることができないものでしょう。


会社退職後にゴルフバン経営を始めた人も

韓国にゴルフバンがたくさん作られ始めたのは、2005年頃からです。最初のうちはすでに別業種の店舗を経営していた人たちが「これは儲かる」と発想して始め、やがて会社を退職した人たちも新しいビジネスとしてゴルフバン経営にチャレンジするようになりました。
今回、取材でお邪魔したお店の中にも、もとは畑違いの会社に勤務していて、定年前に退職してゴルフバン経営を始めたという人が何人かいました。
韓国では、個人で店舗経営をするなら他にもフランチャイズやチェーンのフライドチキン店、コンビニ、あるいは韓国料理店などを始める道もあります。しかしそれらの経営には専門知識や経験を必要とされることが多く、経営ノウハウも確立していて、素人が簡単に手を出せるものではありません。
その点、ゴルフバンはブームに乗って一気に店舗数が増え、目の前にビジネスチャンスが転がっている状態でした。ゴルフが好きで、自分もシミュレーションゴルフをやったことがあるなど客としての感覚を持っていて、あとは資金とニーズを読む感覚や経営に関する堅実さなどがあれば、誰にでもチャレンジできる環境があったのです。
現在では、韓国のゴルフバンは十分に数が増えています。ここに至るまでには店舗同士の競争や淘汰もありました。ゴルフバンには大企業によるフランチャイズ展開はありませんが、似た形態のものは存在します。それはゴルフシミュレーターのメーカーであるGOLFZONが、個人が経営する店舗に対してマシンの選択やセッティング、メンテナンス、時には業態などに関しても提案とサポートを行ってきたというものです。他にも同業他社となるメーカーは数社ありますが、ハードとソフトの性能、そして店舗に対するサポート体制によって差がつき、勝ち残った店舗の多くがGOLFZONのシステムを導入しているという状況になっています。これらの成功した店舗のオーナーたちは、現在では2店目、3店目のゴルフバンを経営するようにもなりました。
ゴルフが好きで、韓国に行く機会があったら、ぜひゴルフバンを覗いてみてはいかがでしょうか。貴重なゴルフ体験ができるはずです。また、実際にゴルフバンのオーナーにインタビューした内容は、「韓国のゴルフバンを大公開」で公開中です。そちらもあわせてご覧ください。