シミュレーションゴルフの今

2016.08.29

GOLFZONエリートアカデミー:アジアで注目を集める「K-GOLF」流の世界的スター育成方法とは

スター選手の登場は後のスポーツ文化発展に大きく貢献することは皆さんよくご存知でしょう。実際に、現在プロツアーを席巻するパク・インビ、イ・ボミなどの韓国人選手はみな「朴セリキッズ」と呼ばれる世代の選手です。韓国はゴルフ人口が伸びている世界的に見ても稀有な国で、ゴルフシミュレーターを基盤としたインドアゴルフ文化の隆盛をはじめに様々な要因が考えられますが、プロの活躍もそのひとつであることは間違いないでしょう。

そんな中、韓国ではゴルフ文化の発展と若手育成の次なる一手として、「K-GOLFプロジェクト」を始動しました。その取組みの一部として、ゴルフゾン社が開校した「ゴルフゾンエリートアカデミー(以下:GEA)」について詳しく紹介します。

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海外拡販を推進した韓流コンテンツのゴルフ版である「K-GOLF」、

一翼を担うGEAが提供するトータルゴルフソリューションとは

 

K-POPや韓流ドラマなど、日本でも馴染み深いジャンルとなった韓流コンテンツ。とりわけ優れている点といえば、K-POPでいうところの歌・ダンス・語学・多様な個性発掘など、海外拡販を前提とした徹底的な商品開発(=人材育成)でしょう。この基本方針を踏襲し、世界に向けて広げていく新しい形としての韓流ゴルフ、すなわち「K-GOLF」が推進されようとしています。

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GEAは、「K-GOLF」の一環として、世界で活躍する選手を科学的・体系的に育成することを目的として1年間の準備期間を経て、2014年12月末に設立されました。元韓国ゴルフ協会ナショナルチームコーチのソン・シウ監督の元で、36名(男子24名、女子12名、内韓国ナショナルチーム選抜8名)の所属選手がしのぎを削っています。選手は、心技体ともに素養があり、更に親のサポート体制など総合的な指標において適性が認められた少数精鋭たちです。

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入会したアマ選手は、年会費400万ウォン(約40万円)で、宿舎・毎日3食といった生活環境をはじめに、ゴルフの技術的指導、身体づくり、メンタルトレーニング、ゴルフの歴史や理論、海外ツアーに備えた試合のマナーや語学・メディア対応といった各種講座、そして、ゴルフゾン社が保有するインドア練習場やゴルフ場の使用など、「世界で活躍できるプロゴルファー」になるためのあらゆるサポートを受けることができます。さらに、年間で平均15~25試合の参加と、シーズンごとに遠征合宿も組まれています。まさに「トータルゴルフソリューション」事業といえます。ゴルフゾン社創業者であるキム・ヨンチャン氏の財団による奨学金制度もあるので、実力とモチベーションさえあれば、誰にでもチャンスが与えられます。また、外国籍でも、プロ選手でも基準をクリアしていれば入会可能。GEAのトータルゴルフソリューションで、1人でも多くの世界的スターを輩出することで、GEAのプレゼンスそのものの向上を目指しているのです。

 

育成メソッドは「PDCAを回す」というシンプルなもの

ゴルフシミュレーター開発で培った「IT技術」が効率化を促進

 

育成メソッドは、あくまでも基本に忠実。技術面は、スイング矯正を最も重要としています。また、平均飛距離、フェアウェイキープ率やパーオン率といった主要データを、世界で活躍するプロと比較・分析をして、弱い部分をトレーニングします。飛距離の向上や、遠征や連戦でも一貫したパフォーマンスを発揮できるフィジカルやメンタル面を鍛えることも欠かせません。

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これらのトレーニングは、ゴルフゾン社の保有するIT技術と設備によって効率化されます。日頃は技術面を米LPGA公認のゴルフシミュレーター「GOLFZON DRIVING RANGE」で磨き、併設されているエリートフィットネスで体づくりをします。そして、実際のゴルフ場で、より実戦的なラウンド練習を行います。最終的に、ここで取得された数々のデータは、全てクラウドにもれなく保存され、電子カルテとしてデータ分析がしやすい形でアウトプットされます。達成したいゴールと期限を設定することで、明確なスケジュールも可視化される仕様となっています。それをコーチと共に確認し、必要あれば練習メニューを見直し、実行し、再び検証していく、というスタイルです。

 

この合理的かつ明確な育成メソッドは、すでに成果を見せ始めています。

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GEA所属選手が日本・韓国・台湾のナショナルチーム対抗戦で他国を圧倒

 

アジアアマチュアゴルフ界を牽引する日本・韓国・台湾のナショナルチームによる親善競技として開催されている「ネイバーズトロフィーチーム選手権」(競技形式は、各国で4人チームを編成し、ストロークプレー方式で3ラウンドを全選手が行った後、3ラウンドの合計スコアを個人とチームで競い合う、というもの)。過去には宮里優作、池田勇太、宮里藍、宮里美香、松山英樹といった名だたるメンバーを輩出している、正真正銘のトップアマによる国際マッチです。2016年5月24~26日に開催された第16回大会で、韓国チームが男女ともに個人・団体戦それぞれにおいて優勝を果たしました。

男子個人で優勝し、団体戦優勝にも貢献したJe-Chang Ryu選手、及び、団体戦優勝メンバーのYoung-woong Kim、Seung-bo Jang、Sung-Ho Yunと、女子個人で優勝し、団体戦優勝にも貢献したHye-jin Choiの計5名は、いずれもGEA第1期メンバー。彼らは、前述したIT技術を駆使した練習を行ってきた選手たちです。この結果を受け、ソン・シウ監督は、「各国のナショナルチーム選手が参加したレベルの高い国際大会で 、GEA選手たちが素晴らしいスコアで優勝したのだから、これからもっと大きな世界規模の大会での優秀な成績を期待しています。」と語りました。

GEAの活動とこうした成果は、徐々に口コミで世界のトッププロを目指す選手に広がりつつあります。とりわけ、米LPGAでトーナメントを主催している、台湾のゴルフ復興財団「Swinging Skirts」が高い興味を示し、2016年6月にはGEAの本拠地であるGOLFZON ZOIMARUに訪問、8月に選手2名を派遣、2週間にわたりGEAのトレーニングプログラムを経験させました。

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更なる活躍が期待されるGEAの選手たち。そして、これからのゴルフをIT技術によって支え、変えていく気運の高まりを感じるゴルフゾン社の活動にもご期待ください。

 

参考:

– ゴルフゾンエリートアカデミー公式サイト

(http://www.golfzoneliteacademy.com/Default.aspx)

– ゴルフゾーンエリートアカデミー選手「ネイバーズカップ」の個人・団体戦優勝(http://www.mt.co.kr/view/mtview.php?no=2016060208585790547)

– 2016年度(第16回)ネイバーズトロフィーチーム選手権 男子

(http://www.jga.or.jp/jga/jsp/2016/33-0/top.html)

– 2016年度(第16回)ネイバーズトロフィーチーム選手権 女子

(http://www.jga.or.jp/jga/jsp/2016/33-1/top.html)