ゴルフシミュレーター導入手引き

2016.11.09

初期投資額で店作りが大きく変わる、 ゴルフバー開業時に知っておきたい導入台数と料金設定のロジック

「ゴルフバー」と一口でいっても、高級なお店から、「GOLF PARK Faraway 上野店」のようなカジュアルなお店まで色々あります。この差は何なのか。オーナーの趣向による影響も多少ありますが、一番大きな要因は、初期投資額です。これは、導入可能台数や店舗の広さ、賃料に影響を与えます。ここまでは、そこまで説明しなくとも理解している方は多いでしょう。しかし、導入台数によって料金設定に影響がでてくることをご存知でない方は多いのではないでしょうか。
これから、ゴルフバーを開業する際に知っておくべき、導入台数と料金設定について解説します。

「時間制」と「ラウンド制」それぞれの傾向

シミュレーションゴルフをサービスとして提供する時、料金設定の方法としては、時間制とラウンド制の2つが考えられます。それぞれの特徴や傾向、メリット・デメリットを挙げてみましょう。

時間制=導入台数が少ない店舗向き

30分、1時間など時間を区切って利用料金を設定する方式です。最初の30分以降は10分ごとの課金制という方式もあります。また、多くの場合は時間帯や曜日、利用人数、機種によって料金設定が変わります。

初期投資額で店作りが大きく変わる、 ゴルフバー開業時に知っておきたい導入台数と料金設定のロジック 1

【時間制の売上ロジック】

台数が少ない

1日あたり(特にピークタイム)で収容できる組数が少ない

1組辺りの単価を上げて、利益確保する必要がある

時間制

※ブース利用料や飲食代などで客単価を調整する

こうした店舗は、客単価を上げた結果、いわゆる「高級ゴルフバー」として世間で認知されました。2007~2010年頃の「ゴルフバーブーム」で好まれていたタイプの店舗で、主に富裕層や接待で利用されていました。

時間制は、時間の区切りで料金が変わるため、中途半端なホールでラウンドを終えなければならない場合が多くみられました。結果的に、「競技としてのゴルフを真剣に楽しむ」というよりは、「新しいおしゃれな遊びを楽しむ」という要素が強い形で広がっていきました。裏を返すと、元々のターゲットが少ない上に、景気に左右されやすく、究極的にはゴルフと関連性がなくても問題ない業態といえます。リーマンショック以降のブームの落ち着きは、こういった背景からくるものでした。

【時間制のメリット・デメリットまとめ】

○ 店舗側は予約が取りやすい。1組あたりの売上保証がある
× ターゲットが富裕層になりがちなため、その絶対数が少ない
× ゴルフとしての満足度は低い

ラウンド制=導入台数が多い店舗向き

9ホールか18ホールで区切って利用料金を設定する方式です。こちらも時間帯などによって料金が変わります。9ホールで1名2,000円~3,500円、18ホールで3,500円~5,000円といったあたりが目安です。こちらも基本はワンドリンクオーダー制。他の料金体系としては例えば9ホール+120分飲み放題でいくらという方式もあります。

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【ラウンド制の売上ロジック】

台数が多い

1日あたりで収容できる組数が多い

1組辺りの単価を安く抑えることが可能

顧客満足度が最も高いパッケージ(ラウンド制)として提供が可能

ラウンド制のメリットは、顧客満足度が高いことにあります。時間に左右されないので、スコアが意味をもつところまでラウンドでき、ちゃんとゴルフをしている気分が味わえるからです。最低でもハーフプレーをすればスコアが意味をもち、仲間同士での競争も生まれます。ボウリングに置き換えるとわかりやすくなります。例えば、時間の都合上、5フレーム目で終了しなくてはならないとしたら、消化不良に感じるでしょう。単純なことですが、ラウンド制により満足度が高くなり、店舗側からすればリピーターが増えやすいというメリットも生まれます。

また、1回辺りの費用がこれまでのゴルフバーと比較すると安く、明確に決められているので、一般的なサラリーマンウケするパッケージで、彼らの来店ハードルをぐっと下げられます。
一方で、店舗側は1組辺りの終了時間が読みにくいため、予約を組みにくい印象がありますが、台数の多さで十分カバーが可能です。そして、一般的に「9ホールの場合、人数×30分」といわれているので、コツがつかめれば効率的に回転をさせることは可能でしょう。

【ラウンド制のメリット・デメリットまとめ】

○ 9ホールのスコアが出るので、ゲームとしての満足度が高い
○ 客単価を飲食込で¥3,000~4,500に抑えられるので、ターゲットが広い
△ 店舗側は予約時間が読みにくい(台数の多さでカバーができる)

日本では時間制が多く、シミュレーションゴルフが日本より普及している韓国ではラウンド制が主流です。

ダーツ、ビリヤードなどと比較すると?

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ダーツやビリヤードが時間制で成り立っているのは、シミュレーションゴルフに比べると1ゲームが早く終るからでもあります。キリの良いところまでやっても、時間との調整がつきやすいというわけです。
シミュレーションゴルフでもラウンドでスコアを競うストロークプレーだけではなく、マッチプレーやスキンズゲーム、ドライビングコンテスト、ニアピンコンテストといったモードを前面に押し出せば、時間制とのマッチング性は高くなるでしょう。シミュレーションゴルフのマシンのほとんどはこれらのゲームモードでもプレーできます。

あるいはダーツやビリヤードと違って、ゴルフは1時間半~2時間単位でゲームを楽しむもの、シミュレーションゴルフであってもラウンドでスコアを競うことを重視したいというのであれば、料金体系もラウンド制をメインに据えた方が良いでしょう。より本格的にゴルフを楽しみたい人、フィールドゴルフと同じようにラウンドしながら上達し、スコアを縮めたい人の需要には、こちらの方がマッチしているはずです。

時間制とラウンド制、どちらが今後、日本で主流になっていくかは未知数です。
しかし、初期投資額や物件・店舗面積・台数・ターゲットなどで、店作りや運営方法が大きく異なってきます。まずは、自分で動く前に、専門の営業担当者に聞いてみてもいいのではないでしょうか。

販売元によっては、このように運営方法までを意識した導入コンサルがあったりなかったりしますが、GOLFZONは経験豊富な営業マンが密着して責任をもってオープンまでお手伝いいたします。ぜひ、選択肢の一つにいれてみてください。