ゴルフシミュレーター導入手引き

2016.11.22

3つのポイントで導入前でも違いがわかる!ゴルフシミュレーターのメンテナンス

ゴルフシミュレーターの導入にあたっては、予算・マシンの精度・設置スペースなど、さまざまな項目で比較検討して選ぶ方が大半だと思います。しかし、数ある比較項目の中で唯一、導入後にしか本当の実力がわからないものがあります。それはメンテナンス力です。
「時間も予算も割いてせっかく選んだゴルフシミュレーターなのに、不具合や故障時の対応をきちんとしてもらえなかったら……」そんな不安をお持ちの方もいるでしょう。そこで、導入前でもメンテナンス力を推測し、判断する方法について、いくつかのポイントをご紹介します。

ゴルフシミュレーターのメンテナンス3

そもそもなぜメンテナンスが重要なのか

ゴルフシミュレーターは、精密機器と消耗品との組み合わせで成り立っている製品です。そのため、定期的なメンテナンスや、問題発生時の臨機応変な対応が欠かせません。
使用にあたっては、システムの障害や、センサーの不具合も起こり得ます。マットやスクリーンが摩耗したり破損したりすることもあります。

こうした事態に対応せず、メンテナンス不良のまま放置していると、店舗経営をしている場合は顧客の不満が溜まり苦情が寄せられるだけでなく、返金を余儀なくされたり、マシンが正常に動かず営業がままならなくなったりすることもあります。最悪の場合、事故が起きて賠償責任問題にまで発展する可能性もあるでしょう。このようなリスクを回避するためにも、いざという時の販売元の対応力が強く求められます。

ゴルフシミュレーターのメンテナンス4

チェックポイントその1:月額保守サービス or 都度払い?

メンテナンスの対応力を見分けるためのポイントとして1つ目は、月額保守サービスがあるかどうかです。
月額保守サービスとは、ある一定の月額保守料を支払うことで、メンテナンスを無制限に利用できるというサービスを指します。販売元は、加入者からいただいた月額保守料の中からメンテナンスを行います。

保険と同じ仕組みと考えればわかりやすいです。
月々のランニングコストをなるべく抑えられた方が良いのは当然でしょう。しかし、一般的にゴルフシミュレーターが高価格であることからもわかるように、構成している部品も単価が高いことが多いです。月額保守サービスに加入しておらず故障が続いた場合には、月額保守料以上のコストを強いられる可能性も高いのです。

また、ほとんどのゴルフシミュレーター取扱い企業は東京に所在していますが、メンテナンスエリアは北海道から沖縄まで全国エリアに都度対応しているのが一般的です 。人件費はもちろん、交通費もかかります。

例えば、東京から福岡までメンテナンスに行く場合、交通費が往復7万円、部材の実費が1万円、作業費が2万円で概算10万円必要です。5件出動があった場合、50万円になります。
メンテナンスが都度払いの場合は、依頼者にとって予定外の大きな出費となり、負担となります。地域や部材によっては、価格はさらに上がります。なるべく避けたいはずです。

一方、月額保守サービスの場合、加入者は月々のランニングコストとして予定が組みやすいです。販売元は加入者から集めた保守料の中からメンテナンスを行います。つまり、月額保守サービスは顧客と販売元の双方にとってメリットがある仕組みといえます。

ゴルフシミュレーターのメンテナンス1

月額保守サービスの盲点とは

ここで注意したいことが、月額保守サービスのからくりです。
販売元は、【月額料×加入台数の総額】によって毎月メンテナンスにかけられる予算が変わります。つまり、月額料が安い、あるいは加入者数が少ないと、交通費や部材に十分な予算を割くことができません。
毎月動ける範囲が狭まるので、必然的に対応も悪くなることが想定できます。最悪の結果、マシンの差し替えを検討せざるをえません。販売元によっては、賄いきれない部分は加入者に交通費の支払を求める場合があるでしょう。いずれにしても、加入者が多いかどうかは重要な要素となります。

ゴルフシミュレーターのメンテナンス2

以上のことから、ゴルフシミュレーター検討の際は、

1.月額保守サービスはあるのか
2.何店舗導入実績があるのか(加入者数が多いほど安定したサービスが受けられる)
3.月額料金はいくらか
4.交通費込か
5.その他付帯サービスは何があるのか

ということを確認してみるといいでしょう。

このように、メンテナンス対応がしっかりしているかどうかは、サービスとしてどこまで確立させているかで、ある程度確認ができるといえます。

ゴルフシミュレーターのメンテナンス5

チェックポイントその2:メーカー or 代理店?

ポイントの2つ目は、販売元がメーカーか代理店か、というところです。これはどういうことか詳しく説明します。

メーカーの場合は、開発元であることから、ハードウェアとソフトウェアを一括して開発・製造しているため機器の互換性が高く、修理が行いやすいという強みを持っています。メンテナンス部品も十分な用意があり、メンテナンス専門スタッフがいるため、スピーディーかつ確実な対応が可能となります。

一方、代理店の場合は、あくまで販売事業にのみ特化しているため、メンテナンス依頼を受けても、部品の在庫がなかったり、専門スタッフがいなかったりして、対応に非常に時間がかかります。中には、ハードウェアとソフトウェアをそれぞれ異なるメーカーから仕入れて組み合わせて販売している代理店もいるので、正確な原因究明に時間を要することが大半です。
さらに、これまでにあった最悪のケースだと、経営状況の悪化で廃業してしまい、同じ製品を扱っている販売元が他にいないため、以降メンテナンスが受けられなくなってしまったということもありました。

この両者の見分け方としては、企業情報を徹底的にチェックしましょう。どんな事業を行っているのか、そしてそれは実態があるか、開発元はどこか等々・・・思い切って営業担当者に聞いてみるのもいいでしょう。

チェックポイントその3:導入店舗で確認してみましょう

最も確実な方法は、導入店舗に行き、オーナーや店員に直接聞いてみることです。時間も労力もかかることなので、ある程度絞り込んだ段階で行うといいでしょう。

いかがでしたでしょうか。ゴルフシミュレーター選定の際に、ぜひご参考ください。