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ゴルフでよく聞くハンデって何?計算方法についてわかりやすくご紹介!

2020.11.25

ゴルフを始めると「ハンデ」という言葉をよく耳にしませんか。

ゴルフ仲間や先輩にスコアと一緒に「ハンデ」を聞かれることもあるかと思います。

そもそもゴルフにおける「ハンデ」とは「ハンディキャップ」の通称。

そんなハンデはレベルの違う者同士でも一緒にゴルフを楽しめるように設けられた制度なのです。

今回は基礎知識やゴルフ用語、豆知識を交えて「ハンディキャップ」について解説致します。

1 そもそもゴルフのハンデって何?

ゴルフハンデ・スコアカードイメージ画像

ゴルフは子供から大人まで幅広い年代で楽しむことができるスポーツです。

一方でプレイヤーによっては技術に差があるため、ゴルフが上手い人だけが有利になってしまう試合やコンペも見られます。そんな時に使用されているのが「ハンディキャップ」と呼ばれる制度です。

1-1ゴルフにハンディキャップがある理由

ゴルフは様々あるスポーツの中でもハンディキャップが用いられる数少ないスポーツです。

その理由はゴルフがハンディキャップを用いることで初心者から上級者までのすべての競技者が平等に楽しめるようになるスポーツだからです。

ハンディがあることによってコンペなどで初心者でも優勝することができるようになるのです。

ハンディキャップには2種類あります。

  • オフィシャルハンディキャップ
    オフィシャルハンディキャップとは、公式なハンディキャップのことです。日本のアマチュアゴルフを統括しているJGA(日本ゴルフ協会)の規定に基づいており「オフィシャルハンデ」ともいわれています。
  • プライベートハンディキャップ
    オフィシャルとは別に仲間同士でプレーする際に使うのがプライベートハンディキャップです。オフィシャルとは異なり、自分たちでルールなどを決められるのがプライベートハンディキャップの特徴。プライベートハンデには2種類の算出方法があります。

2 ハンディキャップには2種類

ゴルフにはハンディキャップが「オフィシャルハンディキャップ」と「プライベートハンディキャップ」の2種類があります。

  • オフィシャルハンディキャップ
    オフィシャルハンディキャップとは、公式なハンディキャップのことです。日本のアマチュアゴルフを統括しているJGA(日本ゴルフ協会)の規定に基づいており「オフィシャルハンデ」ともいわれています。
  • プライベートハンディキャップ
    オフィシャルとは別に仲間同士でプレーする際に使うのがプライベートハンディキャップです。オフィシャルとは異なり、自分たちでルールなどを決められるのがプライベートハンディキャップの特徴。プライベートハンデには2種類の算出方法がよく使用されます。

3 オフィシャルハンディキャップ

オフィシャルハンディキャップは、「オフィシャルハンデ」ともいわれています。全てのゴルファーが取得可能で、競技ゴルフも行なっている一部のトップアマチュアだけのものではありません。

日本ゴルフ協会の規定によって算出され、正式名称は「JGA/USGAハンディキャップインデックス」。取得すると公式戦への出場が可能になります。

そんなオフィシャルハンディキャップは、ゴルファーの力量を表す数値。

そしてハンデが一桁のゴルファーは「シングルプレイヤー」、0の人は「スクラッチプレイヤー」と呼ばれ、目指しているゴルファーも多く存在します。

つまりハンデの数字が小さくなるということは、実力が上がっているということ。

明確な数字の目標を立てることで、モチベーションアップにも繋げられるのです。そのためオフィシャルハンディキャップは「公平に試合を楽しむため」の他にも、自分の実力を計るバロメーターのような要素も持っています。

オフィシャルハンディキャップを取得することは“上達への近道”といっても良いでしょう。

3-1 オフィシャルハンディキャップの取得方法

オフィシャルハンディキャップである「JGA/USGAハンディキャップインデックス」を取得するには以下の団体に所属する必要があります。

  • ・JGA(日本ゴルフ協会)加盟コースのゴルフ俱楽部会員
  • ・PGS(日本パブリックゴルフ協会)加盟コースのゴルフ倶楽部会員
  • ・JGA(日本ゴルフ協会)の個人会員
  • ・JGAが認定している組織/団体の会員

比較的簡単なのがJGAの個人会員に入会するか認定組織の会員になる方法です。

スマホでのゴルフスコア登録ができる楽天GORAやGDOなどでもハンディキャップの取得ができます。

また、ネットでスコアを提出するだけでオフィシャルハンディキャップが取得できるのでゴルフラウンドを始めたころから是非取得しておきましょう。

しかも以前は最低でも5ラウンド分のスコアが必要でしたが今では3ラウンドに緩和されました。

4 プライベートハンディキャップ

プライベートハンディキャップとはオフィシャルとは異なり、自分たちでルールなどを決められます。特にこうしなくてはいけないというものはありませんが、一般的によく使われているものがペリア方式と新ペリア方式です。

4-1 ぺリア方式

ペリア方式では始めに、18Hのうち6Hを隠しホールとして設定します。この隠しホールでダブルボギー、トリプルボギーなど大たたきをすると、優遇してもらえるのです。

つまり全体のスコアがそこそこでも隠しホールでたたいていればその分だけスコアが向上し、初心者ゴルファーでも上位に食い込む可能性があるということ。

一方でペリア方式は運の要素が強く出ることで知られています。そんなペリア方式の代わりとして考案されたのが新ペリア方式です。

4-2 新ぺリア方式

新ペリア方式では18Hのうちパーの合計が48となる12H(OUTとINから6Hずつ)を選び、隠しホールとして設定します。

そしてプレー終了後に隠しホールとして設置した12Hのスコアの合計を1.5倍し、コースのパー72を引くのです。さらにその数に0.8をかけてハンディキャップを算出します。

では算出方法の例をみてみましょう。

隠しホールの合計打数が65だった場合、以下の計算によりハンディキャップは20.4。

(65×1.5−72)×0.8=20.4

そして元のスコア「グロス」が95とすると

95.0-20.4=74.6

つまりハンディキャップを引いたスコア「ネットスコア」は74.6になるのです。

スコア74.6ともなれば状況次第では上位にも食い込めるスコアです。

ハンディキャップを適用することで初心者と上級者はもちろん、体格差がある男女が一緒にプレーする場合でもゴルフを楽しめるんですね。

まとめ

今回はゴルフにおけるハンディキャップについてご紹介しました。

 

「ハンディキャップ」通称ハンデとは、技術や年齢・性別を問わず、幅広いプレイヤーがゴルフを楽しむために使用される制度のこと。

そんなハンデには「オフィシャルハンディキャップ」と「プライベートハンディキャップ」の2種類が存在します。

「JGA/USGAハンディキャップインデックス」通称オフィシャルハンディキャップは、日本ゴルフ協会の規定によって算出されたハンデのこと。

「公平に試合を楽しむため」の他に、自身の実力を計ったり、成長の記録としての要素も持っています。

一方でプライベートハンディキャップは自分たちでルールなどを決められるハンディキャップのこと。オフィシャルとは異なり、多くの場合は技術に差があるプレイヤーが公平にゴルフを楽しむために使用されます。「ペリア方式」や「新ペリア方式」が代表的です。

ゴルフを始めたからには是非皆さんオフィシャル競技に参加する、しないに関わらずオフィシャルハンディキャップを取得しておきましょう。

ハンディキャップでバックティやチャンピオンティからも回ることができるようになり、よりゴルフの奥深さ、面白さを知ることもできます。

また、ごフルシミュレーターを使ったシミュレーションゴルフでもオフィシャルのハンデがあればより一層楽しくなりますよ。