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規定は14本まで、ラウンドの際にどんなクラブセットが必要?

2021.02.12

ゴルフバックに15本以上のクラブを入れて、コースに出てしまうとルール違反になってしまうことはご存知ですか。

日頃からゴルフを嗜んでいる方は知っていることですが、ビギナーゴルファーにはあまり馴染みがないゴルフルールです。

今回はラウンドに出る際にどのようなクラブが必要なのかをご紹介します。

1 ゴルフクラブは何本まで?


ラウンドする際に、コースに持っていけるゴルフクラブは14本までと決められています。

1859年の全英アマチュアゴルフ選手権に出場した選手が55本もののゴルフクラブを持参し、クラブセレクトに時間をかけてしまったことをきっかけに、このようなルールが設けられたのです。クラブが多すぎるとキャディーさんにも大変な負担をかけてしまいますよね。

そして14本を超えるクラブの所持が1ホール目で発覚した場合は2打罰のペナルティ。2ホール目以降で発覚した場合は4打罰ものペナルティが課せられてしまうのです。ちなみに、1ラウンドのペナルティは最高で4打罰までと決められています。あらかじめ確認しておくようにしましょう。

併せて押さえておきたいのが他プレーヤーのクラブを借りたり、使ってしまった場合にもペナルティは発生するということ。キャディーさんが誤って他プレーヤーの類似したクラブをバッグに入れたり、手渡してしまった場合も例外ではありません。つまり、クラブが14本を超過すると、どんな理由があっても2打罰というペナルティは発生してしまうのです。

そのため、正規ラウンドにてプレイをする際は自分のクラブだけでなく、他プレーヤーのクラブにも気をつけましょう。

2 ラウンドに持っていく14本の内訳

前述の通り、ラウンドに持ち込めるクラブは最大本数14本。一方で最低本数の制限が別にあるわけではありません。つまり、必ず14本のクラブを用意する必要があるわけではなく、14本に満たない本数でもプレーすることが可能ということ。ちなみに、14本以下でプレーしていた場合、後でクラブを追加することも認められています。

ビギナープレーヤーはまず、ドライバー、アイアンセット、ウェッジ、そしてパターの計9本程度を揃えれば、とりあえず問題なくラウンドを回れます。

一方でハイスコアを目指すためには打ち分けが必要。自分専用のクラブセッティング(クラブの組み合わせ)が重要です。クラブごとの特性を把握し、自分のレベルに合わせたクラブをセッティングしてみましょう。

近年のクラブセッティングはアイアンセットの本数を減らし、フェアウェイウッド、ユーティリティ、ウェッジを充実させるのが特徴です。打てないアイアンをキャディバッグに入れるよりも、得意なクラブや打てるクラブを入れる傾向があります。

下記は一般的なクラブセッティングで入れるクラブ本数の例です。

ドライバー:1本
フェアウェイウッド:1~2本
ユーティリティ:1~2本
アイアン:4~7本
ウェッジ:2~3本
パター:1本

基本的に長い距離を打つためのドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティは5本前後に。その他はアイアンとウェッジ、そしてパターが1本と考えると良いでしょう。

3 クラブの役割


ゴルフにどう取り組みたいかよって、ゴルフクラブの選び方やセッティングは変わります。「練習あるのみ!」というゴルファーは少し上のレベルのクラブがおすすめです。一方「付き合い程度にゴルフを楽しみたい」なんて方は、扱いやすいクラブを選びたいところ。

ここではセッティングを選ぶときに必要なクラブの特徴をご紹介します。

  • パター
    クラブセッティングに必ず必要なのがパターです。中にはパター以外を使ってパッティングする方もいますが、技術力が伴っていないと芝を傷つけてしまうことも…。そのため、グリーン上では基本的にパターを使いましょう。グリーン上でパター以外の使用が認められていないゴルフ場もあります。クラブセッティングには必ず入れておきましょう。
  • ウェッジ
    ウェッジはガードバンカーからの脱出や、アプローチで使うクラブ。SW(サンドウェッジ)やAW(アプローチウェッジ)58や56などの数字が刻印されているのがウェッジの特徴です。バッグに2〜3本入れてロフト角で使い分けましょう。
  • ドライバー
    ドライバーはティーショットで使う1番飛距離が出せるクラブです。数あるクラブの中でも出番が多いクラブなので、セッティングに加えておきましょう。
  • アイアン
    ティーショット以降に使用するグリーンを狙うクラブです。一般的にはPW(ピッチングウェッジ)9、8、7、6、5の組み合わせが多く、数字が小さくなるほど飛距離は大きくなります。ロフト角が大きくて長さが短い、大きい番手ほど初心者にとって打ちやすいクラブです。7番アイアンで練習を始める初心者の方が多く、多くのアイアンセットは5〜9番もしくは6〜9番のアイアン+ウェッジのセットで販売されています。
  • ウッド、ユーティリティ
    アイアンとドライバーの間の距離を埋めるのが、FW(フェアウェイウッド)やUT(ユーティリティ)です。FWはドライバーが小さくなった形状のクラブ。一方でUTはアイアンとウッドの性質を併せ持っています。

4 14本のクラブを選ぶポイント


種類が異なるクラブに持ち替えたときに、違和感なく同じように振れるようなクラブを選ぶのがポイントです。

いつも一定にスイングできるクラブでセッティングすることで、ショットの距離感や方向性が把握しやすくなります。距離感や方向性の把握がスコアアップになるのです。それぞれのクラブの長さと重量に注目して選んでみましょう。

またアプローチが苦手な人はウェッジの構成を見直してみてください。

ウェッジを1本増やしてウッドは1本減らす、あるいはウェッジのロフトやバウンス角を変えてみる。バンカーが苦手な人はバンカー用のウェッジを入れてみるなど、自分に併せて試行錯誤してみましょう。

まとめ

今回はゴルフクラブの本数に関するルールや、クラブセット選びのポイントについてご紹介しました。

ラウンドに持ち込んで良いクラブは14本まで。クラブを多く持ち込んでしまったり、誤って他のプレーヤーのものを使用してしまうと、ペナルティがあるので気をつけましょう。

そしてゴルフクラブは必ずしも14本用意する必要はありません。最低限必要なクラブが揃っていればゴルフを楽しめます。

今回ご紹介したクラブごとの役割を参考に、ご自身に合ったクラブを選んでセッティングしてみてください。ゴルフライフを存分に楽しみましょう!