GOLFZON

ゴルフ初心者が知っておきたい「スイングプレーン」とは?

2021.09.30

「スイングプレーン」という言葉を耳にしたことはありますか?

初心者ゴルファーだと聞いたことがなかったり、聞いたことはあるけどイマイチ意味がわからない…なんて方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな「スイングプレーン」が何を指すのか、どのような役割をするのかをわかりやすくご紹介していきます。

1 スイングプレーンとは

1-1 クラブの軌道がつくる平面

そもそもスイングプレーンとは、スイングした際のクラブの軌道が作る平面のこと。

クラブを構えた時(アドレス時)の肩からクラブヘッドにかけて一枚の板があるとイメージした時に、その面が理想のスイングプレーンと言われており、それにクラブヘッドがある状態を「オンプレーン」と言います。

理想のスイングプレーンに乗せることで、スイングや方向性の安定が期待できるスイングの中でも重要なポイントです。

1-2 ベン・ホーガンが提唱する2種類のスイングプレーン

このスイングプレーンを最初に提唱したのは、アメリカ出身のあの有名なプロゴルファー、ベン・ホーガンと言われています。

彼の著書である「モダンゴルフ(FIVE LESSONS)」が、ゴルフスイングを解説するにあたってこのスイングプレーンをつかってわかりやすく説明したのが始まりとのこと。

この概念が広まることで、現在までレッスンやゴルフ本などでも度々この「スイングプレーン」という言葉が使われています。

そんなベン・ホーガンの提唱するスイングプレーンには2つの種類があります。

1つ目は、アドレスからトップまでクラブを引いていくバックスイングのスイングプレーン。

そしてもう1つが、クラブの切り返し以降のインパクトゾーンのスイングプレーンです。

中でもバックスイングのスイングプレーンは重要で、トップでしっかりとスイングプレーンの載せることができれば、そこからしっかりとインパクトを迎えることができると言われています。

2 スイングプレーンに正しく乗せよう

2-1 上半身の動きを確認しよう

まずは自分がアドレスした時にできるスイングプレーンをイメージすることから始めましょう。

肩からクラブヘッドにかけて一面の板があるようにイメージして、そのプレーンに沿ってスイングの動きで肩を回転させます。

肩を動かす、という動きは手打ちでスイングしないようにするためにも意識したいポイントのひとつ。

肩の回転、そして大きな動きを意識しながらバックスイング、そしてインパクトゾーンまで体を持っていきましょう。

そしてフィニッシュでは両肩がターゲット方向を向きます。

2-2 前傾姿勢を意識しよう

肩の動きを確認すると同時に意識したいのが、前傾姿勢。

ゴルフスイングにおいて前傾姿勢は基本中の基本ですよね。

アドレス時からインパクトまで、しっかりと前傾姿勢をキープすることを忘れないように。

両肩を意識しつつ前傾姿勢をキープできれば、インパクト時に体が伸び上ることもなく、スイングプレーンにそってスイングすることができるでしょう。

逆に前傾姿勢がキープできていないと、インパクト時に体が伸びてトップなどのミスショットにつながってしまいます。

2-3 左手の意識

スイングプレーンに乗せる上でもう1つ覚えておきたいのが、クラブを握った左手の動きです。

前途でもご説明したように、バックスイングのトップでしっかりとスイングプレーンに乗せることができていれば、インパクトなどその後のスイングが乱れることがなくなります。

バックスイングからトップの位置で、左手がスイングプレーンに乗っているかを確認してみましょう。

ここからインパクトゾーンに向かう時も、スイングプレーンに乗せるようなイメージで。

左手を大きく動かす必要はありません。

逆に右手はスイングプレーンに乗せるよりかは、まっすぐ水平に伸ばすイメージでスイングしましょう。

スイングプレーンに乗せるのは、肩、右手、そして腕です。

シャフトの軌道などは特に意識せずともこの肩・右手・腕がスイングプレーンに乗っていれば安定感のあるスイングを手に入れることができるでしょう。

まとめ

今回は、理想のスイング軌道には欠かせないスイングプレーンについてご紹介しました。

実際、自分のプレーンがイメージできて、スイング練習したとしても自分だけでは中々確認しづらい部分もあるかと思います。

そんな時は、ゴルフ友達などに動画や写真を撮ってもらうのもアリですね。

最近ではスイングプレーンやスイング軌道を確認できるアプリもあります。

イメージ通りスイングが軌道にのっているか不安な方は是非、スイングプレーンを意識して練習してみてください。