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メリットの多いハーフスイングをマスターしよう!

ゴルフの上達を目指し、手始めにスイングの練習から行うという方も多いですよね。

しかし自身のスイングが固まらないことには、良いショットはなかなか打てません。

ドライバーやアイアンを使用してフルショットの練習ばかりになってしまうと、スイングのバランスが崩れミスを連発してしまいます。

その理由は、振り幅の大きなスイングになってしまうことでインパクト付近の軌道がぶれてしまうから。

そのためスイングの基本をマスターするためにハーフスイングの練習が有効です。

本記事ではハーフスイングのメリットやポイントについて解説していきます。

1 ハーフイングとはこんなショット

ハーフスイングとは右腰くらいの高さまでバックスイングし、左腰くらいの高さまで振り抜くスイングのこと。フルショットの約半分の振り幅のスイングをそう呼びます。

思いっきりバックスイングをして打つフルショットとは対象に飛距離を伸ばすことができませんが、コントロール性の高いボールを打つことができます。

また、このスイングは100ヤード以内のアプローチにおいて非常に効果的です。

例えば、フルショットで100ヤードくらいの飛距離のウェッジでハーフショットを打てば飛距離は60~70ヤードくらいになり、30~100ヤードくらいの地点からグリーンを狙うような場合だと、フルショットでスイングをするとオーバーをしてしまうので、ハーフスイングのショットを行うことで狙った距離を調整することが可能となるのです。

しかしハーフショットはフルショットの半分の飛距離とならないことも多いので、まずはアプローチウェッジあたりのハーフショット、どのくらい飛距離が出るのかを把握するのがおすすめです。

ひとつのクラブでハーフショットの飛距離が理解できるとグリップを短く握り、クラブを持ち替えることでも同じ振り幅(ハーフスイング)で、ある程度の距離(10~15ヤード刻みくらい)で飛距離を打ち分けることも習得可能です。

2 ハーフスイングのメリットについて

2-1 スイングの美しさ

ハーフスイングは軸がブレる大きな動きではないので、スイングの安定につながります。

このハーフスイングがしっかりできると、インパクト前後の動きである「インパクトゾーン」が安定し長くとることができるのです。

ハーフスイングは始動時にクラブのヘッドから上げる動きが少なくなり、オーバースイングになりません。スイングの軌道も一定して、ミスを減らすことができることも特徴です。

これが身につく事で、力みの少ない、スムーズできれいなスイングを身に付けることができます。

2-2 トラブルに対応できるショットが打てる

例えばティーショットが林の中へ入ってしまうなど、脱出することが必要なトラブルショット。

ハーフスイングを習得していれば、スイングが安定しそのようなトラブルでも比較的楽に対応ができるようになります。

2-3 ミート率の向上

ミート率がアップできるようになると、スコアアップが期待できます。

ミートの確率を上げるためには、フェースの向きやスイング軌道がスクエアに近い状態でインパクトをする事が大切です。

これがフルスイングで練習を行ってしまうと余計な動きが多い分、不安定なスイングになってしまいます。

まずはハーフスイングでボールをフェースの芯に当てる感触を覚えたり、ミスヒットした時はどこにボールが当たったのかがわかりやすいハーフスイングの練習がおすすめです。

自分のミスの傾向を正確に把握できる感覚をハーフスイングで身につけていきましょう。

3 ハーフスイングのポイント

ハーフスイングを行う上での姿勢のポイントとしては、前傾角度を維持することが挙げられます。

スイングしている間、身体がのけぞらないようににしてアドレス時の前傾姿勢のキープと腕の三角形の維持が肝です。

また前傾角度を維持する時に、以下の3つの角度に意識を持ってください。

3-1 膝

アドレスをした際に、膝から下の部分が地面と垂直になるようにしましょう。また、スイング中はこの膝の角度をしっかりと維持してください。

肘の角度を維持ができると上下運動もなくなるので、ダフリを減らすこともできます。

3-2 腰

腰は、打つ前と打った後で角度が変化しないようにすることが大切です。

通常腰の角度が一定に保てていない方ほど、腰の角度を一定にしようとすると腰に大きな負担がかかったり、脇腹が苦しくなりやすいと言われています。

そうした症状が出るということは腰の角度が保てていない可能性が高いので、意識してみてください。

3-3 首

ダウンスイングでは首の角度を維持できず、引いてしまう方が多いようです。

クラブを振り下ろす際には棒でアゴとのどとの間を固定し支えているようなイメージをしながらショットすると、首の角度を一定に保つことができます。

4 ハーフスイングの練習方法

ご自分のスイング状態をしっかりと把握しておくためにも動画撮影は非常に効率的です。

ハーフショットを効率良く練習するには、競技中や、ゴルフ練習場にて実際のスイングを動画で撮影すると良いでしょう。

また、ゴルフゾンのシミュレーターを使用することで、スイングごとに動画が記録されショット分析を行うこともできるのです。ログインをすることで、何度も繰り返し確認ができるので、効果的な練習を行うのにはぴったりともいえます。

ゴルフシミュレーター「GDR」について

まとめ

今回はハーフスイングについてご紹介してきました。

ハーフスイングとは右腰くらいの高さまでバックスイングし、左腰くらいの高さまで振り抜くスイングのこと。

コントロール性の高いショットや、ミート率を向上させるためには非常に有効です。

習得には前傾角度を保った姿勢を維持することが重要。スイング動画を活用し、ぜひ練習してみてはいかがでしょうか。