ツアーで活躍している女子プロは、ヘッドスピードが速くなくてもドライバーで250ヤード程度飛ばすことが出来ると言われています。

彼女たちのヘッドスピードの値は、平均すると一般的な男子アマと同じ40m/s程度。さらに身長は彼女たちの方が低い場合が多いのにもかかわらず、飛距離は女子プロの方が30ヤードほど遠くへ飛ばせるんだとか。

なぜ160センチ以下の小柄な女子プロの方が、飛距離を出すことができるのか気になりますよね。

本記事では女子プロがどのようにしてボールを打つことで飛距離を出しているのかを参考にし、その方法を取り入れていただけるよう詳しく解説していきます。

1 女子プロのスイングから見る女性ならではのポイントとは？

大きくゆったりし、スイングスピードがちょうどよい女子プロのスイング。力むことのない打ち方が、背骨を軸とした回転運動を行うことができる理想のスイングです。

女子プロが行っているこのようなスイングは、効率的な体の動かし方ができるかつ余計な体重移動がなされず、結果的にまっすぐな打球となり飛距離を出すことができるのです。

初心者の方は特に遠く飛ばすために早いスイングをしてしまいがち。そうすると大体がスライスしてOBしてしまうなど残念な球筋になってしまいます。

これは上半身と下半身のバランスが悪くなってしまうことや、早くスイングしようとして体が前に倒れクラブのフェースが開いたまま打ってしまうのが原因です。

また男子プロのような物凄いスイングスピードではなく女子プロのちょうど良いスイングスピードは、飛距離よりも確実にゲームを進めることに適しています。

男性に比べ体も小柄でパワーもないからこそ、力に頼ることなく体とクラブを使ってうまくボールを打っているとも言えるでしょう。

2 参考にしたいグリップの握り方

女性は男性と比べると重たいものを振り回したり投げることができないため、力が入りやすく強く振ることができるグリップの握り方を意識することが大切です。

特に左手が弱くなる傾向があるため、女性の方は左手にも力を入れやすいストロンググリップがおすすめです。

グリップは両手の指の付け根にある膨らんだ部分（しせんきゅう）で握るよう意識しましょう。

またグローブを装着することでしっかりグリップもできます。

3 スイングで押さえておきたいポイント

女性の方が特に取り入れたい、スイング時の5つのステップを紹介いたします。

リズムを意識

ゴルフ場でショットをする際に、ミスが出てしまうのは「飛ばそう」とか「うまく打とう」という気持ちにて動きが速くなってしまうことがあります。

練習場ではうまく打てたのにコースでミスする方は、リズムを意識してみてはいかがでしょうか。

リズムを大事にし力を抜いて振ることでミート率もアップし、ドライバーでも飛距離が出やすくなります。

右腰の動き

右腰が後ろに流れる「スウェー」は軸がぶれる原因となり、結果としてスライスしてしまいます。

テイクバックのときにはスウェーしないように注意しながら腰を動かさずにクラブを上げ、股関節の上に体重が乗るということを意識しましょう。

トップの位置

コンパクトなトップを心がけることでミスショットの確率を下げることができます。

シャフトが地面と平行になっていたりヘッドが大きく下がってしまうという方は、ハーフショットよりも少し大きめの動作をイメージしならがら振るとよいでしょう。

目いっぱい振りながら精度も上げるのはプロでも難しいこと。自分がコントロールできる範囲で振ることが上達への鍵なのです。

フォローの形

フォローは腕がまっすぐ伸びた状態がベストです。

腕をまっすぐ伸ことでヘッドがしっかり加速し、ターゲット方向にゴルフクラブを投げるようなイメージでスイングすることができます。

フォローを意識することで初心者の方でも割と簡単に飛距離を伸ばすことができるため、ぜびトライしてみましょう。

フィニッシュ

ピタッときれいに体の正面をターゲット方向にフィニッシュを止めることができれば理想のスイングの完成です。

ゴルフでは正しい動作ができるとフィニッシュもピタりと決まります。

右足はつま先立ちにし、体重が左足にすべて移動しましょう。この時、右足に体重が乗ってふらついたりすることがないよう注意が必要です。

4 スイングチェックはシミュレーターで！

前述した内容を参考に、さらにゴルフゾンのゴルフシミュレーター「GDR」でご自身のスイングチェックを行うことをおすすめします。

前方と背面に設置された高速カメラで、スイングの動きを動画で録画し、動画データとして保存がされます。

その動画データに対し、線が描けます。線を描くことで、最適な腕や腰の動きが実現出来ているかといった確認が容易です。

これらのご自身のスイング動画は、専用アプリによってモバイルでも閲覧できるので、スイングチェックをちょっとした移動中の時間などでも行えます。

また、プロとのスイング比較をできるモードが搭載されているので、細かくご自分のスイング時のフォームの違いなども確認できるので、
よりゆったりと大きい動きで球を捉えられているか等チェックができます。

ぜひこれら機能を活用し、女子プロのような大きくゆったりとしたスイングを目指して活用してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

女子プロのスイングを参考に、日頃の練習にも取り入れたいポイントをいくつかご紹介してきました。

プロの動作をすべて真似することは難しいですが、ゴルフシミュレーターの機能を活用すると非常に効率的に練習することが可能です。

今回ご紹介したポイントを参考に、飛距離だけでなく確実にゲームを進められるようなスキルをアップを目指しましょう！