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飛距離に影響する「右脇」の重要性をご紹介!

2021.09.09

飛距離に影響を与える適度に右脇を締めたスイング。ただ重要と言われているこの右脇に意識してスイングしている方はあまりいないんだとか。

皆さんは、自身の右脇を気にしてスイングを行なっていますか?

本記事では、普段気にかけていないであろう右脇を締めるスイングについてその重要性を詳しく解説していきます。

1 右脇を適度に締めるメリットは?

スイング中、右脇が適度に閉まっていることはとても重要なポイントです。

ただゴルフを始めたばかりの頃は、他人から指摘されない限りスイング中に自分の右脇がどういった状態になっているかなど、あまり意識したことなどないのではないでしょうか。

実はこの右脇を適度に締めたスイングは上級者の方ほど行っているのです。

その理由は右脇の開ける締めるといった状態の違いが、スコアに大きく影響するから。

では右脇を締めることで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

1-1 飛距離が伸びる

1つめは飛距離が伸びる点です。

まず飛距離をアップさせるにはタメを作ることが必要です。

例えば、右脇を締め過ぎることで力が入り上半身の可動域が狭まりタメが作り辛くなり、一方脇が開け過ぎることで、ダウンスイング時に右腕が伸びるタイミングが早くなってしまいます。

またスイングの振り遅れはアーリーリリースに繋がるため、同じくタメが作れません。 タメは上半身と下半身の捻転差によって生じ、このことにより力強いインパクトを引き出してくれます。

きちんとタメが作られているスイングは、右肘が適度に閉まっている状態であると言えるのです。

1-2 ボールがまっすぐ飛ぶ

2つ目はボールがまっすぐ飛ぶ点です

右脇が適度に締まることで、スイングの軌道が修正され、インサイドインの軌道になります。

フェース面が正面からボールを捉えにいくので、まっすぐボールが飛び出すのです。

そのため、ボールが曲がってしまうことでお悩みの方は右脇を意識すると良いでしょう。

曲がる理由の1つに、下半身と上半身を同調させず「手打ち」が挙げられます。

手だけでボールを打っている人は右脇を適度に締めることで、自然と腕と上半身が同調し、クラブフェースを上手く戻すことができるようになるのです。

2 右脇を締めないと…起こりうるデメリットについて

スイングをする上での右脇を締まっていないことで、トップの位置が高くなり過ぎてしまう懸念があります。

ご自身のスイング時の動きを振り返ってください。 右脇を意識しなければテイクバックをした時に、腕はどこまでも上がってしまいませんか。

高いトップの状態からダウンスイングを行うと、ターゲットラインに対して外側からヘッドが入りインパクト後は内側に抜けていくアウトサイドイン軌道になります。

ボールの外側からクラブが当たるので右回転が掛かりその結果、弾道はスライスになってしまいます。

またもうひとつの懸念として、トップでクラブシャフトがクロスしてしまう可能性が挙げられます。

美しく再現性の高いゴルフスイングでは、スイングのトップ位置でクラブシャフトは飛球線方向に対して平行、もしくは若干左方向を差すレイドオフの形が多く見られます。

シャフトが右を向いてしまうシャフトクロスの状態は、ダウンスイングの際スイングプレーンからずれやすくなります。

またこのシャフトクロスはショットの再現性が低いだけでなく、スライス、引っかけ、シャンクといった多くのミスショットの原因に繋がってしまうのです。

しかし右脇を締めることを強く意識し過ぎると腕に必要以上の力が入り、上半身が硬くなってしまうので注意が必要です。

上半身が硬くなるとクラブの軌道が小さくなり、上半身の動きの柔軟さが失われその結果スイングに必要な“タメ”が作れなくなってしまいます。

ヘッドスピードを生むタメが出来ていないため、飛距離が落ちてしまい、飛距離を伸ばそうとした行為が本末転倒の結果になるのです。

3 適度に締まった右脇をマスターするための練習

適度に右脇を締める感覚を養う練習方法をご紹介します。

練習方法は、特別な器具を使用せずご自宅で簡単に出来ます。

まずご自宅に必ず1枚はお持ちであろうタオルを用意し右脇に挟むだけ。

右脇にタオルを挟み、落とさないようにスイングを行いましょう。

もちろん右脇を開きすぎることでタオルは落下してしまいます。 タオルが落ちないようスイングことで、右脇の締まりを実感できます。

また一方で、適度な厚さのあるタオルを挟むことで、右肘が脇に密着しないため、締めすぎる状態を防ぐことが出来るのでオススメな練習方法です。

また、タオルを使用せずとも似た感覚を養える練習があります。

それは左手の甲の上に右肘をのせて、スイングする練習方法。 左肘を固定したら、右手の甲で左肘に適度な抵抗を加えながらスイングをしましょう。

スイングにおける切り返し時、胸は右斜め45度の状態で下半身から先に動かします。

またグリップとヘッドを同時に体の側面に落とすような感覚で、上半身を脱力させてスイングすると、より効果的です。

4 スイングのチェックにはシミュレーターを利用しよう!

ゴルフゾンのゴルフシミュレーターで、右脇を締めたスイングを習得することが可能です。シミュレーターに付属されているカメラを活用しましょう。

前方/後方から撮影できるため、スイング時の姿勢をしっかりと確認することが出来ます。

動画はコマ送り機能があるため、逐一スイング動作をチェックが行えます。

このため、アドレスからトップまでの右脇の状態を細かに確認することで、効率的に練習を行えるでしょう。

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まとめ

自身の右脇の状態を意識したスイングを行う事は、なかなか難しいかもしれません。ただ安定したスイングには、右脇を適度に締めることが重要です。

正しい右脇の使い方を身に付けることで、今よりも格段にショットが安定するようになり、スコアメイクに大いに貢献されます。

今回ご紹介したポイントや練習方法を実践して、右脇を締めたスイングを習得しましょう。