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苦手意識な人が多い!?3番ウッドの攻略法

2021.10.28

別名スプーンと呼ばれる3番ウッド。

5番ウッドや7番ウッド、9番ウッドといったクラブは積極的に使用され得意としている人が多いのに対して、3番ウッドは苦手意識を持っている方が多いと言われています。

本記事では3番ウッドはどのようなクラブであるか、また打ち方のポイントやコツについて解説をしていきます。

1 そもそも3番ウッドってどんなクラブ?

3番ウッドは、ドライバーを小さくしたような形状のクラブです。

アイアンに比べてソールが滑ることにより芝に刺さりにくいため、少々のダフリでもミスを回避しやすいとも言われています。

主にセカンドショットで使用され例えば、パー4の2打目で直接グリーンを狙う、パー5の2打目でボールをなるべくグリーンに近づけるようになど飛距離を必要とする場面で使われることが多いです。

良いスコアを狙うのにとても有効なクラブが3番ウッドなのです。

2 3番ウッドの基本的な使い方について

苦手意識を持っている方が多いとされる3番ウッド。しかしロフトがある分ボールが上がりやすく、ドライバーでボールが上がりづらい人は3番ウッドなら安定してキャリーが出せるというメリットもあります。

またボールのつかまりが良いことで、スライスも防げることも利点です。

そしてヘッドが小さいことで重心深度も浅くなるのでフェースをコントロールしやすい。さらに操作性が高くクラブが短いのでラクに振り切れるなど様々なメリットがあるのです。

ここではティーショット時と芝の上から3番ウッドを使用する方法を解説していきます。

2-1 ティーショットで使う

3番ウッドティーショットする際に、ボールを少しだけティーアップするのがおすすめです。

長さでいうと5ミリとか1センチ。少しボールをティーアップすることで、ダフリを防ぎフェースの芯で打ちやすくなるのです。

反対にティーアップが高くなってしまうと、高弾道とになるので注意が必要です。

2-2 芝の上から使う

3番ウッドはシャフトが長いため、ソールを芝に滑らせ払い打つようにして使用するとよいでしょう。

また頭をボールの後方に残し体を回して打つことを強く意識することで、多少ヘッドがボールの手前から入ってしまってもソールが滑って払い打ちができるのです。

3 なぜ3番ウッドは「難しい」と言われている?

3番ウッドは全てのゴルフクラブの中でもドライバーの次にシャフトが長いため、手元のわずかな「ブレ」がインパクトに直接現れます。

また3番ウッドは遠心力が強く働くので、アドレスで構えた位置にクラブを戻すには正しいスイングと練習量が必要です。

そのため3番ウッドはボールにきちんと当てるのが難しいクラブと言えます。

インパクトでクラブの芯を捉えられないと、ミート率が低下してしまいボールがとばないのです。

3番ウッドは、15度程度ののロフトが主流です。しかし15度のロフトのクラブでボールを上げようとすると、パワーを必要とし、パワーを示す指標のヘッドスピードで換算すると、ドライバーで47m/s以上のスイングの速さが必要。

また、ヘッドスピードに満たない場合、スプーンで十分にボールを上げることができずに、番手通りの飛距離を飛ばせなくなるのです。

3番ウッドを使い、ボールにはきれいに当たるが、飛距離が出ないと感じているかたはヘッドスピード不足が影響しているのかもしれません。

4 3番ウッドをうまく打つコツ

すべてのクラブにおいて大事なことですが、特に3番ウッドでは頭をボールの後方に残しその場で体を回して打つことを強く意識しましょう。

ここではうまく打つコツをお伝えいたしますので参考にしてみてください。

4-1 両手の位置を意識

特に、ハンドファーストで構えることが、3番ウッドでショットを打つためのコツです。

フェアウェイウッドでスライスが出ることが多いかたは、ハンドレイトの形で構えているケースが多く、ハンドファーストで構えるために、ボールの位置と両手の位置が大切になってきます。

ボールの位置が左過ぎると、ハンドレイトになりやすくなるので、 両手が左足太ももの内側の前に来るように構えるようにしてグリップを握るようにします。

4-2 距離を意識する

3番ウッドに苦手意識がある場合は、飛距離にリミットを設けてみましょう。

3番ウッドで遠くへ飛ばしたいという気持ちが先走り、うまくショットができない時は、打ち方を少し工夫してみることも1つの手です。

例えば、3番ウッドでフルスイングした時の飛距離が180ヤードとして、あえて170ヤード先のポイントを狙ってみるようにしましょう。

「飛距離は180ヤードだけど、170ヤードしか飛ばさない」と思って打つと、本来のスイングのリズムが戻って来たり、クラブフェースの芯により当たりやすくなることがあります。

まとめ

3番ウッドは芝から打つうえで一番難しいクラブと認識している方も多いですが、今は道具も進化して、芝からでもラクにボールを拾えて飛ばせるようになりました。

いろいろ試打してみて、自分向きの1本を探り当てるようにしてみましょう。

そして自分に合う3番ウッドでうまく打つことができたら、得意なクラブとして状況に応じた打ち方がマスターできるようになりますので、

ぜひ色々な打ち方にトライしてみてください。