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「ゴルフクラブの出発点」と言われる理由とは?7番アイアンについて

2022.03.29

ゴルフ初心者が様々な番手で練習を行う事は番手ごとポイントを習得しづらく、注意が分散してしまうと言われています。

慣れていない頃は1つの番手、特に7番アイアンを使用するのがおすすめです。

7番アイアンは、数多くあるゴルフクラブのなかで中間の長さであることから、「ゴルフクラブの出発点」とも言われています。

またラウンド中の使用頻度が高く、コツを掴むとドライバーのミスをリカバーするときに役立ちます。

本記事では様々な場面で活用できる7番アイアンのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください

1 7番アイアンについて

7番アイアンのコツを習得出来たら、初心者卒業と言う人もいるくらい、ゴルフクラブの中でも基本となるクラブです。

実際に7番アイアンでしっかり距離を合わせられるようになると、パーオン率が上がりスコアメイクに貢献してくれるでしょう。

1-1 7番アイアンの基本スペック

7番アイアンの一般的なロフト角は33~36度が標準。飛距離を出すドライバーといったクラブの、10度前後のロフト角と比較するしてもシャフトが短めなのが特徴です。

このシャフトは短くまたロフト角も大きくなっているのは、短・中距離を狙うクラブに共通する特徴と言えます。

そして様々な長さやロフト角があるクラブの中で中間くらいに位置する7番アイアン。「初心者はまず7番アイアン」と言われるのがそんな理由からなのです。

1-2 種類 7番アイアン種類別の特徴

7番アイアンは大きく3つに種別できます。

最も違うポイントはフェース。7番アイアンをマスターする上で把握しておくべきポイントをそれぞれ見ていきましょう。

1-2-1 マッスルバックアイアン

「マッスルバックアイアン」は昔ながらの形状でバックフェースに厚みがあり、小ぶりなサイズのものが多いのが特徴です。

フェース面積が狭いことからスイートスポットにボールを当てるのが難しいというデメリットがある反面、ヘッドが小さいことでクラブの操作性は高く、ボールにカーブやスピンをかけやすい特徴があります。

そのため初心者より中上級者向けと言えるタイプです。

1-2-2 キャビティアイアン

キャビティアイアンはバックフェースをくりぬき、そのくりぬいた分の重量をヘッドの外側に配置することで、芯を外した時のヘッドのブレを抑えるように設計されています。

そのため「マッスルバック」タイプよりフェースが広くボールを掴まえやすい特徴。

飛距離も安定しやすいため初心者でも扱いやすく最近のアイアンの主流となっています。

1-2-3 ハイテクアイアン

「キャビティアイアン」の進化系とも言われているのが「ハイテクアイアン」です。

代表的なものに「ポケットキャビティ」などが挙げられます。

「キャビティアイアン」はフェースの後ろを削りブレを抑えてたクラブ。ただし単純に削るだけではミスに強くするにも限界があるため、この限界を最新技術で克服したのが「ポケットキャビティ」です。

フェース面裏側をソール下部まで大きく削り、ポケットのようになっているため「ポケットキャビティ」と呼ばれています。

ヘッドの細かな操作には向いていませんが重心が外側や後ろ側に集中しているためミスショットに強く、またまっすぐボールを飛ばすことに適したタイプです。

2 飛距離はどれくらいでる?

7番アイアンの平均的な飛距離はどれくらいかご存知ですか?

各番手の正確な飛距離を把握することで、様々なシチュエーションで最適なクラブ選択が可能になります。

もちろん個人差はありますが、7番アイアンで出せる飛距離はアマチュア男性でキャリー約140yd、ハードヒッターでは150yd超えるのが目安です。

また女性の場合は約90ydであり、飛ばせる方で120yd程度が目安となります。

プロで160~210ヤードくらい、アマチュアで140~160ヤードゴルフを始めたばかりの人は120ヤード以下と言われています。

プロが出す160~210ydという飛距離はアマチュアにとって、おおよそ3番アイアンを使用した際のレンジなのでやはりプロの飛距離には驚かされますね。

ただし飛距離を伸ばすことも大切ですが自身の飛距離を把握し、その飛距離を安定させることも大切です。

様々なシチュエーションにあったクラブ選びを心がけましょう。

3 7番アイアンが飛ばない理由は?

前述した通り7番アイアンはクラブの基本であり、様々な状況で活躍する使い勝手のいいクラブと言えるでしょう。

ただ中には上手く7番アイアンを打てない方も多くいるのではないでしょうか?

その理由の多くは地面に置いてあるボールを打たなければいけない点です。

ボールが地面からある程度浮いた状態であればインパクトしやすいのですが、地面に置いてあることで飛ばそうとする意識が過度に働いてしまいます。

このことで上体が前に突っ込んだり、またボールを上げようと”すくい打ち”になることでダフるなどのミスショットを生み、弾道が安定しなくなってしまいます。

4 7番アイアンのスイングポイント

4-1ハンドファーストで打つ

7番アイアンでナイスショットを生むポイントのひとつが「ハンドファーストで打つ」こと。

ハンドファーストで打てないとボールの手前にクラブヘッドが落ちてしまいやすくなるのでミスショット率が大きく上がってしまうのです。

まずアドレス時にグリップは左足の付け根あたりを指すようにし、また右手は両足のセンター辺りで構えてみてください。

このようなポジションでクラブを構えると、自然とハンドファーストの形になりそのまま振り切りやすくなります。

4-2スムーズな体重移動

次に重要なことは「体重移動」。

一連のスイング動作のなかで、まずトップの位置では右足に体重がのります。

そして体重は徐々にダウンスイングからインパクトにかけて左足に移動し、最終的には左足:右足の体重は8:2くらいの割合に至ります。

しかし地面に置いてあるボールを上げようと意識する余り、右足に大きく体重が残したままとなりすくい打ちとなってしまいます。

すくい打ちをすることで、スライスやダフリなどのミスショットに繋がってしまうのです。

4-3 ダウンブローで打つ

最後のポイントは、「ダウンブローで打つ」ことです。

クラブヘッドが最下点に達する前やまだ下降を続けている途中でボールを打つダウンブロー。

このショットは7番アイアンに限らず「アイアンはダウンブローに打つ」ということがゴルフでの基本のひとつと言われています。

ダウブローも地面に置いてあるボールを打つためのポイントのひとつ。最下点の手前を打つことでボールがティーアップされていなくてもクリーンにボールをとらえやすくなるのです。

5 7番アイアンのスイング練習

前述した3つのポイントを実現するための有効な練習方法は、まずゴルフクラブを膝から膝の間で振ることです。

このスイングを行っている際、まずしっかりと右から左へ体重移動ができているか確認してみましょう。

初めの頃はボールを置かずに動きだけを確認するのがポイント。

そしてクラブのふり幅を徐々に大きくしていき、スイングを繰り返します。

理想的な体重移動やスイングの動きが出来てきたタイミングで、実際にボールをショットします。

綺麗にボールをフェースで捉えているか、狙った弾道になっているかという点を確認します。

理想的なボールを打てない場合、ボールを置かずに上述のスイング動作に戻るのも一つの手です。

これら動きを繰り返すことで、理想的なスイングを習得できるようになるでしょう。

6 シミュレーターを使用してスイングチェック

7番アイアンで上手いショットを習得するために、ゴルフゾンのゴルフシミュレーターを活用してみましょう。

豊富な機能を実装している練習に特化したゴルフシミュレーター「GDR」がおすすめです。

スイング練習には備え付けられているカメラで撮影された動画データが有効でしょう。

カメラは、スイング時の前方および後方に設置されているため、隈なくスイングチェックが可能です。

そのため、これら動画データで「ダウンブロースイング」のチェックは容易にできます。

また「フィッティング」モードも「ダウンブロースイング」の習得に有効です。

このモードは、弾道を解析、飛距離やスピン量のデータを調整し弾道のシミュレーションをする事が可能な機能を持ちます。

そして弾道が線として視認できるためトップなどミスショットをしてしまったら、即座に確認できるだけでなく、全ショットの弾道が可視化されているので、練習成果を実感できるでしょう。

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ゴルフシミュレーター「GDR」について

5 まとめ

ご紹介した通りに7番アイアンは「ゴルフクラブの出発点」と言われています。

そのため、この7番アイアンの打ち方=ゴルフの基礎と言い換えても過言ではありません。

初心者の頃はどのクラブから練習を始めたらいいかが分からないかもしれません。

まず基本である7番アイアンをマスターすることを心がけ、ポイントを掴んだら他のクラブの練習を行うと良いでしょう。

ぜひご紹介したポイントを踏まえて練習してみてください。