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ゴルフ初心者こそ知っておくべきチッパーをご紹介!

2021.04.23

ゴルファーの中には「チッパー」について、名前は聞いたことがあるけどセットに入っていないという方が多いのではないでしょうか。

チッパーとはアイアンの一種で、グリーン周りでのチップショットやボールを転がして寄せるアプローチショットに適した形に作られたクラブ。

アプローチを上手くこなすかがスコアメイクの要となるので、チッパーを使いこなすことがとても大切なのです。

今回、スコアメイクに大いに役立つチッパーの特徴や使い方をご紹介します。

1 チッパーってこんなクラブ

チッパーとは公式ルール上でも使用を認められている昔からあるクラブのひとつ。カテゴリーではアイアンの仲間として分類されています。

特徴として50y以内のアプローチに威力を発揮すること。

特にチッパーは「ピッチ&ラン」というアプローチが得意です。「ピッチ&ラン」とはロフト通りに沿ってボールを上げ、グリーン上に着地してから転がして寄せるショットのこと。

アプローチが苦手な方は、扱いに技術が求められるウェッジではなくチッパーを選択することがおすすめです。

ただ、「ピッチ&ラン」に特化していることで、打てる球筋は限定されます。そのため、チッパーでアイアンのように複雑かつ繊細なテクニックを使うことが出来ません。

結果として、様々な状況でボールを高く上げたりスピンをかけたり、色々な打ち方ができるウェッジをゴルフ上級者は好む傾向にあります。

そのためチッパーは上級者ほど使用率が低く、アプローチが苦手な初心者のためのクラブといった印象を持たれがち。

ただし球筋が限定されていることで初心者にとってアプローチの基本を覚えられるというメリットがあります。

毎回チッパーで同じような球筋を打てるようになると、通常のウェッジでも同じ打ち方ができるようになるので、ゴルフの上達に繋がることも。

ぜひ、ウェッジで苦労している方はチッパーから始めてみましょう。

2 チッパーの種類


チッパーには「ウェッジタイプ」と「パタータイプ」の2種類があります。

チッパーを見たことが無い方にとって、初見ではこの2種類を見分けるのが難しいのではないでしょうか。

2種類の違いはソール幅にあります。ウェッジタイプはソール幅が広く、パタータイプは狭いソール幅という特徴が違いと言えます。

ソール幅が広いことで滑りやすくダフリにくくなり、またしっかりゴルフボールをとらえて転がしてくれるので、グリーン周りのミスが激減します。

そのためチッパーは、初心者にとって優しいクラブと言えます。

ちなみにチッパーのロフト角は35度、45度、55度の3種類が中心。おおよそ8番アイアンのロフト角が35度、ピッチングウェッジが45度、サンドウェッジが55度なので、ロフト角もアイアンやウェッジと比較してもほぼ同じです。

3 チッパーを打つ際のポイント

チッパーで打つ際は、ロングパットのような感覚を持つことが重要です。

普段のショットよりもボールを近くにセットし、スイング時は手首を使わずにまたテイクバックを大きくしないことがポイント。

あくまでパターのように「まっすぐ引いて、まっすぐ出す」というイメージで打ちます。

クラブの構造が単純なので複雑な動きをせずに、最大限クラブの特徴を活用できるようなシンプルなスイングを心がけましょう。

まとめ

今回はあまり聞き馴染みの無いクラブ、チッパーをご紹介しました。

チッパーとはアプローチショットを打つためのクラブ。特に初心者の方にはアプローチの基本を覚えることができるのでおすすめです。

またチッパーを使いこなすことで、いち早くアプローチに重要な「ピッチ&ラン」を習得することが出来ます。

初心者の方以外でもアプローチを苦手としている全てのゴルファーにとって役立つクラブです。

このシンプルなクラブ、チッパーを活用して苦手なアプローチを克服してみましょう!