数多くあるゴルフアイテムでも、見過ごされることがあるグローブ。

グローブの役割は、手を保護すること以外にスイングしボールを打つゴルフでは、実は非常に重要なアイテムです。

ゴルフショップには様々なデザインやブランド、そして価格帯のグローブが並んでいますが、どのようなポイントでグローブを選べばいいのか悩んでしまいますよね？

自分に合っていないグローブを選んでしまうと、スイングに悪影響を与えてしまいかねないことも。

ここでは、グローブの重要性や選択する際のポイントをご紹介しますので、ぜひグローブ選びの際にご参考ください。

1 ゴルフグローブは必要？

ラウンド中にグローブをしないでプレーしている方を目にすることもありますが、グローブの着用はスイングに大きく影響し、結果スコアを左右してしまいます。

なぜ重要なのでしょうか？それは、クラブを握る時のグリップ力を高めてくれるからです。

グリップ力が高まるとスイング時にクラブとの一体感が増すため、パワーをしっかりとボールに伝えることができるようになります。そのため、安定した飛距離を稼ぐために、ひと役買ってくれるのです。

素手の場合、汗や雨などの水分でグリップが滑ってしまったり、また滑らないまでも力が弱いことで、十分なグリップ力を保つことができません。

雨の日には普段グローブをしていないプロゴルファーでもグローブを付ける場合があるのはそんな理由からです。

握力の弱い女性やシニアプレーヤーの方も、グローブを着用するだけでもスイングの安定感がかなり増すのでおすすめです。

2 グローブを選ぶポイント

様々なバリエーションがあるグローブの中から、ご自身に合うグローブの選び方をご紹介します。

上記の通り、グリップ力のためのグローブのため、まずグリップを握ったときに滑らないことが重要です。

そのために、グローブと手のひらが密着していないといけません。

グローブ選びで一番重要なのはぴったりのサイズを選ぶことがポイント。

小さ過ぎるサイズは、物理的に手が入らないので選ぶ人はいないと思いますが、多くのグローブは伸縮性があるので、すこし小さめのサイズでも問題ありません。

着用して、違和感のある窮屈感ではなく、無理の無いきつさを感じないサイズを選ぶと良いでしょう。

2-1 まずは手のサイズを知ろう

ピッタリのサイズを選ぶには、ご自身の手のサイズを正確に測る必要があります。グローブのサイズは手の平の大きさではなく、手の平の外周(円周)によって決まります。

そのためサイズの測り方は、手囲いと呼ばれる計測方法を用います。

いずれか一方の手のひらを表に向けます。そしてメジャーを使い、以下のポイントを通しながら手のひらの外周をグルリと測ります。

• 感情線の始まり（小指の付け根の下約1～2cm辺り）
• 生命線の始まり（人差し指の付け根の下約1cm辺り)

着用した状態で、多少の突っ張り感があるサイズ感が良いでしょう。

2-2 素材の違い

ゴルフ用グローブには、大きく天然皮革、人工皮革、天然皮革と人工皮革を組み合わせたタイプの3種類に分けられます。それぞれ素材の特徴をご紹介します。

2-2-1 天然皮革

フィット感と着け心地の良さを重視するなら、天然皮革がベストです。自然由来の素材のため、経年とともに自然と手に馴染んでいく感覚を味わうことができるはずです。

ただその分、他の素材より価格は多少高めに設定されています。

また、雨など水に対して、ちゃんとふき取り乾かすといったケアをしないと、ダメージを受けてしまうので、細かいことを気にせず、ハードに使いたいという方には向かないでしょう。

2-2-2 人工皮革

ケアやコスパの面では人工皮革が圧倒的に上です。

雨などの水への耐久性は高く、500円〜1,000円といった価格帯で手に入る商品もあるので、初心者や細かなケアせずガンガン使い込みたい方は、人工皮革がオススメです。

ただ、天然皮革と違い皮の経年変化が起きないため、手に馴染む感覚が薄く、商品によってはゴワゴワとした感覚を持ち続けることになるかもしれません。

2-2-3 天然皮革と人工皮革を組み合わせたタイプ

実は、上記の天然皮革、人工皮革のメリット部分を併せ持ったタイプがあるんです。

グリップ感の求められる手のひらの部分にだけ天然皮革を使い、それ以外の部分は人工皮革を使用しているなど、各素材の良いところがあります。

そのため、天然皮革のグリップ力と水に強いなど人工皮革の耐久性の両方を求める方におススメです。

また、素材の違い以外にも、ネイルフリーのグローブというタイプもあります。これは、グローブ着用の際にネイルのことが気になってしまう女性に向けたアイテムです。指の先端部分のみ露出している形状のため、ネイルを施している方でも気兼ねなく着用できるという点が大きなメリットです。

このように、素材の違いによるメリット、デメリット、そして形状の違いなど、バリエーションが豊富にあるため、ご自身のスタイルに合うタイプを選びましょう。

3 ブローブは両手にはめる？片手にはめる？

右打ちの場合、一般的にグローブは左手に着用します。ただ、右手や両手に着用する方もいらっしゃいます。

着用する手によって、どのような効果があるのでしょうか？

まず、右打ちの方が左手に着用することで、スイング時に左腕がリードしてクラブを振り下ろすため、メインとなる左手のグリップ力を確保できます。

同じく右打ちの方が右手に着用した場合、余計な力みを防ぐことが出来るので、右手を強く使ってしまう方は、右手に着用しましょう。

両手に着用した場合、手に掛かる負荷が少なくなりグリップをしっかりと握ることが出来ます。あわせて防寒効果もあるので、寒さに弱い方は両手に着用することがオススメです。

このように、必ずしもスイング時にリードする腕側のみに着用することではありません。
様々な着用スタイルを試してみましょう。

まとめ

今回は、ゴルフグローブをご紹介しました。

普段、あまりグローブのことは意識していないという方も多いかもしれません。しかし、グローブは手とクラブとの接点になる、ゴルフの持ち物で大切な要素の一つです。

本日ご紹介したポイントをご参考に、この機会にストレスフリーにプレーを楽しめるクラブのご購入を検討されてはいかがでしょうか？

グローブを変えたことで、パフォーマンスが一変するかもしれませんよ。