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スコアメイクの要、アイアンの打ち方をご存知ですか?

2021.01.28

ラウンド中の使用頻度が高く、ゴルフにおいて欠かすことのできないクラブ「アイアン」。

そんなアイアンは「スコアメイクのカギ」なんて言われていますよね。

正確にコントロールできるようになると、スコアメイクに大きく貢献してくれるはず!

しかし「大切なのはわかっているけど、どうやって練習して良いかわからない…」なんて方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそんなアイアンの打ち方について、ポイントから練習方法までわかりやすくご紹介します。

1 アイアンはダウンブローで打つ

ラウンド中に最も使用頻度が高いクラブのアイアンは、スコアメイクのカギと言えます。

そしてアイアンでのスイングは、ボールを上から打ち付ける「ダウンブローの軌道」で打つことを意識しましょう。

地面に置かれたボールをショットすることが多いアイアンは「飛距離を稼げるようにボールをより高く打ちたい」という心理が働き、すくい打ちをしてしまいがち。

すくい打ちのスイングでは、体重が右足から左足に移り切っていない状態でインパクトを迎えてしまいます。するとスライスや引っ掛けの原因になったり、思うように飛距離が出ないなど、大事な場面でのミスにつながってしまうのです。

そんなすくい打ちを防ぐためにも、ダウンブローのスイングを心がけてください。ボールの少し先の芝を削るイメージでスイングし、最下点がボールの少し手前くらいでヘッドに当たるように意識してみましょう。

また、ダウンブローでスイングすると、ロフトが立った状態でボールを捉えることができるのもポイントです。ロフトが立った状態とはつまり、番手が1つ2つ上のクラブと同等のロフト角でインパクトできると言うこと。

加えてバックスピンがボールに掛かることで揚力が増し、その結果高くて飛距離が出せるボールが打てるのです。

2 ダウンブローで打つために押さえておきたいポイント

2-1 スタンス

ボールを横から捉えるドライバーとは異なり、ダウンブローでスイングするアイアン。そのためスタンスはドライバーよりも狭く構えましょう。

7番アイアンを使う場合は肩幅くらいを目安に開き、体重は左右均等にしてください。ダウンブローにとって非常に重要なポイントです。

またボールの位置はスタンスの真ん中ぐらいかやや左寄りにし、スイング時に上から打ち込めるようにしましょう。

2-2 ハンドファースト

ハンドファーストもダウンブローでスイングする上では欠かせない要素。

まずはグリップを左腿の付け根あたりにセットして構えましょう。グリップがボールよりも前(飛球線方向)に出ているハンドファーストの構えです。この時の手の形をインパクト時までキープするのがとっても大切。

手の位置がボールより前にあることで、ロフト角を立てた状態でボールに当てることが出来るのです。

ハンドファーストはダフリやトップなどのミスショットの予防にも繋がるので意識してみましょう。

2-3 体重移動

ダウンブローでスイングするには、体重移動も重要なポイントです。

アドレス時は両足平等に重心を置き、トップに向けて右足に徐々に重心を移していきましょう。

そしてダウンスイングに移ると同時に左足に重心を移動を始め、インパクト時に8割ほど左足に重心が乗るようにしてください。

左足体重でショット出来るようになると、力強い弾道で精度の高いボールが打てるようになります。すると、ダフリなどのミスショットを減らすことができるのです。

3 ダウンブローを身につけるための練習方法

3-1 テープを貼った状態でスイング

まずはボールをセットし、目標方向側に5〜7cmほどのテープ(ビニールテープなどが便利)を練習マットに軽く貼りましょう。このテープをクラブで剥がすイメージでボールを打ちます。

ゆっくりとバックスイングに入り、手首をコックさせずトップの位置までゴルフクラブを動かすのがポイント。この間グリップを操作してはいけません。

ダウンスイングではボールの位置が1個分ターゲット方向にあるとイメージして打ってみてください。

または、ボールの先のターフを薄く長く削り取るイメージでスイングしましょう。

正しくスイングできていると、始めに貼ったテープを剥がせるのです。

3-2 タオルに触れないスイング

ダウンブローが上手く打てないのは、ボールを打とうという意識が強く働いてしまっていることが多くの原因。

そこでボールの手前にタオルを置き、触らないようにスイングする練習がおすすめします。

インパクトするタイミングでボールよりもタオルを意識するのがポイント。

すくい打ちやダフリなどのミスが予防できて、アプローチの距離あわせ上達も期待できます。

3-3 ティを高くしてボールを置いて打つ

練習用マットにボールを置いてショットすると、ミスショットでもクラブが滑ってしまいますよね?

つまり、ダフっても綺麗に当たってしまうことがあるため、ナイスショットかどうかの判断ができないのです。

そんな時はボールをドライバーと同じくらいの高さにティーアップしてから打つ練習方法がおすすめ。

まずはクラブの芯でしっかりとボールを捉えることを意識して、ハーフスイングから始めてみましょう。

まとめ

スコアメイクのカギとも言われるラウンド中、特に使用頻度が高いクラブ「アイアン」。

そんなアイアンでのショットで大切なのが、ダウンブローの軌道で打つことです。

アイアンを正確にコントロールすることによって、スコアアップに繋がるはず。

長さが様々なアイアンですが、今回ご紹介した特徴や練習方法、打ち方はすべてのクラブに共通しています。

しっかりと練習すると他クラブのスイングにも応用できるので、本記事を参考に練習に取り組んでみてくださいね。